防水工事における改修ドレン

お客さんのところに伺って、工事の説明をした時に質問されることが多いのが改修ドレンについて。なのでその役割などを説明したいと思います。

ドレンは鋳物なので錆びてきます。雨が流れる所なので負担は多いです。酷いとドレン本体に穴が開いてしまうこともありますが、それは稀です。時々あるのはドレンと塩ビパイプの継ぎ目が劣化してそこから階下に漏水する事です。ドレン本体を交換するのは大変なので、その継ぎ目を通らずに排水することを目的として改修ドレンは開発されました。

これは鉛の改修ドレンですが、防水の種類によって塩ビ製の改修ドレンもあります。ドレン穴の先は塩ビ製の排水パイプが付いています。

これは設置状況がわかりやすいです。これなら継ぎ目の劣化部分を通過して外に排水できます。

これは通常の様子です。ドレンから継ぎ目を通過して竪樋に流します。排水パイプが確実に曲がっていることを確認するのが重要です。

防水が仕上がり完了した状況です。ゴミ除けストレーナーはばね式の固定になるので、風などで外れていないか時々確認して下さい。


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